構造 | セキュリティ・構造 | グレース錦糸町シティフロント

建物を支える基礎部分では、支持杭を地下約32mにある、安定した支持地盤（砂レキ層）まで打ち込んでいます。

柱や梁のせん断補強には溶接閉鎖型せん断補強筋を使用し、堅牢なつくりの建物を実現しています。

すべての壁の配筋に鉄筋を格子状に組み上げ二重に組み立てるダブル配筋を採用しています。

コンクリートは二酸化酸素などの影響で中性化が進み、 鉄筋の錆を招きます 。これを防ぐため、コンクリートのかぶり厚は30mm以上（設計数値）としています。

主要構造部のコンクリートは、一般基準の18N／mm2を大幅に超えた、30N／mm2（1m2あたり3000トン）以上の圧縮に耐える強さを備えています（JASS5基準の計画供用期間100年に相当）。また、コンクリートの調合に使用するセメントに対する水の重量比率を50％以下に定めました。

住戸間の戸境壁は「音環境・透過損失等級（界壁）」3等級の基準厚さ約180mm、外壁は約180mm（一部約150mm、エレベーター周り一部約200mm）と充分なコンクリート厚を確保し、遮音性に優れた居住空間をかなえています。また、外壁には約15mm以上の断熱材（次世代型発砲ウレタン）を施し、住宅性能評価「省エネルギー対策」4等級を取得しています。

床下や天井裏に空間を設けることで配線や配管を収め、スッキリさせました。また遮音性能の高いフローリング（LL-45）を採用し、防音性の面にも配慮しています。

地震時に、逃げ遅れが生じてしまう事故を防ぐため、玄関には揺れによる建物の歪みに対応し、万が一の際にも開閉できるように配慮した耐震ドア枠を採用しています。

生活排水音を軽減するために、キッチンやトイレの排水縦管には遮音シートを巻いています。さらに、パイプスペースの壁は、ブラスターボードを上下階のスラブ（コンクリートの床）とスラブの間に設置し、住戸内での音漏れにも配慮しています。

居室の窓には、外部音を25デシベル軽減※1する、遮音性能T-1等級のサッシを採用。これにより、住宅性能評価「音環境・透過損失等級（外壁開口部）」2等級を取得しています。