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両備不動産メールマガジンの愛読者・佐藤真希さんが、プレゼントコーナーで当選された旅行券を利用して、5月5日子供の日に「岩国航空ショー」をご家族4人で見に行かれた旅行記を寄稿していただきました。華麗でスリル満点の航空ショーの模様を写真とともにご紹介します。

林原駐車場から出発しまーす。

広島まではバスの旅
五月晴れの5月5日子供の日、小学校4年、6年の男の子2人を連れて家族4人で両備バスの「岩国航空ショー」ツアーに参加し、フレンドシップデー(日米親善デー)として年に一度開放する米国海兵隊岩国航空基地へ行ってきました。

バスガイドの谷矢さん 添乗員さん

バスガイドは両備の谷矢さん。バス旅行のいいところは、バスガイドさんの道中の案内とおしゃべりが楽しいものです。谷矢さんの豊富な知識を聞きながら一路広島へ。

       バスの中の兄弟でーす         
じゃんけんに勝ってガイドさんに貰ったよ

広島からは、JRで岩国駅まで約40分。以前は基地までバスが出ていたのですが、とにかく渋滞で、帰りが基地を出るだけで4時間かかるとのことで、昨年あたりからバスは広島までということになったらしいです。



JR岩国駅から歩け歩け
岩国駅から基地までは2キロ、徒歩なら40分ほどの道のり、シャトルバス利用のどちらかということですが、毎年基地までの道が渋滞するとのことで、歩いた方が早いという両備の添乗員さんのアドバイスで歩くことにしました。

岩国駅から基地まで2キロ、車より歩いた方が早い。歩け歩け!

案の定、遅々として進まない車を横目で見ながら歩いていると、耳をつんざくほどの爆音とともに、はるか上空をキラリと光る物体が見え、見る間に頭上をかすめてF−16が飛んで行きました。すでに、午前中の航空ショーが始まっています。沿道には、この日に合わせてワゴンやお土産物を売るお店が並ぶ中、基地をめざして足を急がせます。



アメリカに旅行した気分
基地の入り口では、米兵が出迎えています。なんとなくアメリカに旅行した気分です。この日ばかりは、日米フレンドシップデーということで、大きく門が開かれて、皆んな中に吸いこまれて行きます。そんな中、私たちは門のところで止められました。手荷物検査です。華麗なる航空ショーを撮ろうと大きなカメラバッグ、そして子供のおやつの入った大きなリュックが目にとまったのでしょう。背の高い米兵にかばんの中を見せてようやくOKで中へ通されました。

どこをどう行けばお目当てのショーのある滑走路があるのかわからないので、途中、迷彩服を着た米兵に地図を見せてたずねたところ、親切に身振り手振りで英語でおしえてくれました。ここから、かなり遠いとのことでした。



腹ごしらえをして滑走路へ
そろそろおなかもすいたので、豪快に網焼きステーキを焼く店と、焼きたてパイの箱を積み上げて売る店に立ち寄り、お昼ご飯を調達して木陰でピクニックとしました。ステーキにはポテトチップスが一袋ついていました。

岩国基地正面でーす
木陰での昼食はピクニック気分

お昼ごはんを食べていると、目の前に2機の飛行機が飛んだかと思うと、ハートの形に軌跡を残して飛び去りました。気分も盛り上がり、おなかもいっぱいになったので、また、滑走路目指して歩きはじめました。なにしろ、広いし、おまけに暑いです。



スリル満点のアクロバット
滑走路付近には、すでに二重三重に見学の人だかりができています。ようやくスペースを見つけてピクニックシートを敷き、今か今かとカメラを構えて待っていると、ピンクのヘリコプターがサーッと舞い上がり、しばらくすると上空からなにやら点々とふってくるものがあり、目をこらして見ると星条旗と日の丸と、なにやら吹き流しのような旗を持ったパラシュート隊がフワリフワリと舞い降りてきました。いよいよショーのはじまりです。

▼華麗
▲花開くパラシュート▼

子供たちのあこがれのF−16がエンジン音を轟かせて、目の前を上空へと飛び去ったかと思うと耳をつんざく音とともに急旋回してもどってきて、逆さになったり、回転したり、見ている人の度肝を抜くようなスリル満点のアクロバット演技を見せてくれました。前列に陣取っているカメラマニアは、ここぞとシャッターを切りまくり、皆んな十分満足し、堪能したようです。

▼「カッコいいなあ」


「カッコいい」パイロット
今度は、プロペラ機が大空に煙の跡を残しながら飛び回り、子供たちの歓声を集めました。乗っている人は大丈夫なんだろうか?という心配をよそに着陸したレッドバロンから全身オレンジ色のパイロットスーツに身を包んだパイロットが降り立つと「カッコいい」と盛んな拍手がおこりました。

▲スリル満点 アクロバットに宙返り

広い基地内には、あちこちに飛行機が展示されていて、そばには迷彩服の米兵が気さくに写真撮影に応じてくれ、こどもを抱き上げたり、コックピットに乗せてくれたりして、とても友好的な紳士たちばかりでした。


海兵隊のパイロットと記念撮影(この日、お父さんはカメラマン)

帰るとき、朝大勢の見物人を受け入れてくれたゲート付近にはすでに土嚢が積まれ、バリケードが幾重にもならび、楽しかった年に一度のフレンドシップデーも終わり、岩国米軍基地は、通常の顔に戻っていました。 

(佐藤真希記)