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今年生誕100年を迎えた木下サーカスは、岡山が生んだ世界三大サーカスの一つです。しかも久しぶりの岡山公演とあって大変な話題を呼んでいます。スリル満点の妙技に接するいい機会です。早速、7月16日(火)「NEWミラクル世界猛獣ショー&木下大サーカス」岡山公演を見に行きました。


ピエロが爆笑の渦に
会場の岡山操車場跡地ひろば(岡山市北長瀬)には、巨大な赤いテントが張られ、平日なのに無料駐車場は貸切バスやマイカーでいっぱい。午後1時30分開演の入場口には長い行列ができていました。会場周辺には、ゾウさんと記念撮影するコーナーやグッズ売り場、自動販売機などが設けられて、結構楽しめます。

巨大な赤いテント、駐車場はびっしり
会場入り口は長い行列

貸切バスからも続々と家族連れ
会場周辺には売店や自販機が置かれている

華麗なコスチュームでオープニング
ピエロが会場を笑いの渦に

プログラムは、まず美女たちがそろいのコスチュームで踊る華麗なオープニングショーで始まります。美女が猛獣に早変わりするマジックショーは、キツネにつままれたようで不思議でなりません。吊りロープショーでは、二人の美女が次々と離れわざを演じ、固唾を飲んで見守りました。幕間では、おどけた二人のピエロが場内を和やかなムードに盛り上げ、爆笑の渦にしてくれました。

吊りロープショーの離れわざ
七丁椅子の逆立ち

綱渡りの曲芸
美女が野獣に早変わり

七丁椅子の妙技も見ていてハラハラします。椅子を次々と積み重ね、最後は傾いた椅子の上で逆立ちします。襖を巧みに操る足芸、一輪車の綱渡りなどの曲芸は、まさに日本のお家芸です。2台が交錯するオートバイの曲乗りは、エンジン音を場内にとどろかせて迫力十分です。


猛獣ショーは迫力十分
呼び物は、何といっても世界猛獣ショーです。格好いいアメリカ人の調教師がムチ一つで猛獣たちを操ります。11頭のライオン、トラ、ヒョウが整然と演技する迫力は見ごたえがありましたが、その従順さには見る人たちに「可愛い!」という感じを与えました、かけっこする6頭のシマウマ、長い首を折り曲げて子供たちから餌を貰うキリンなどは、微笑ましい光景でした。

ライオンも調教師に従います
ホレこの通り、2本足で立ちました

整然と走るシマウマ
客席の子供から餌を貰うキリン

ゾウさんのショーも凄い人気がありました。タイからやってきた親子のゾウが愛敬たっぷりに数々の演技を披露してくれました。長い鼻で帽子を取り、客席の子供の頭にちゃんとかぶせてくれるのです。演技が済むと、座って丁寧におじぎをするマナーのよさには感心しました。200キロもある親のゾウ
と子ゾウが、そろっておじぎをするのですから、客席から「可愛い!」と歓声が上がります。

ゾウさんの入場です
輪をクルクル、うまいねえ

長い鼻で帽子を取ります
客席の坊やの頭にかぶせます

お見事2本足
調教師の上に乗ったゾウ


手に汗握る空中ブランコ
圧巻は、空中ブランコショーです。地上13メートル、両端のジャンプ台の間隔は20メートル、大小6つのブランコで、人間わざとは思えない超ウルトラ級の空中芸が繰り広げられ、手に汗を握りました。目隠しをして空中を飛び、手と手を握りあい、ブランコに戻る時は思わず息をのみそうでした。紙破り飛行も見事に決め、スリルと迫力の大技が息もつかせず立てつづけに行われ、凄いの一語につきました。
 


手に汗握る空中ブランコ妙技の数々


約1時間50分の公演は、暑さも吹っ飛び、夢空間はあっという間に過ぎていきました。フィナーレは、アーティストたちが全員出てきて、観客の大きな拍手にこたえていました。

フィナーレで観客の拍手にこたえるアーティストたち